『Ghost in the Machine』のレビューでも言った通り、
The Police(ザ・ポリス)と言えば、80年代至高のトリオといっても過言ではないでしょう。
それ以上、80年代に限らず、ロック史においても至高のバンドであることは
間違いありません。
今日紹介するのは、The Police(ザ・ポリス)が1980年に発表した、『Zenyatta Mondatta』。
| Zenyatta Mondatta | |
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(『De Do Do Do, De Da Da Da』)
トリオ・ロックとしての究極形ともいえる、非常に完成度の高いアルバムです。
極限まで贅肉をそぎ落とした、シンプルかつタイトな演奏。
アンディ・サマーズのギターカッティングは、ソリッドで時に
背筋に寒さを覚えるほど。
スチュワート・コープランドの技量の極みとも言えるドラムワークは
レゲエに始まり、8ビート、アフリカ風から無国籍風に至るまで、
魔術の如き変幻自在さでリズムを奏でます。
そして、絞りだすような歌声から紡ぎだされる、
スティングの奥が深く、哲学的な歌詞。
特筆すべきは、スチュワート・コープランドのドラム。
一般的に、ザ・ポリスのサウンドの核となる部分がドラムであると言われてますが、
この、『Zenyatta Mondatta』でのドラムワークはロック史に残る名演奏。
ドラムだけでも、必聴の価値ありです。
と、ここまでのレビューで、さも難解な音楽かと思わせますが、
決してそんな事はありません。
そのサウンドは、あくまでもシンプルの極み。
タイトなロックも、ポップなナンバーもあり、シンプルながらも
奥行きの深いサウンドが、リラックスした印象を与えます。
一言でゆうなら、「大人のロック」。
恐らく、レコーディングに関しては、ほとんどライブに近い一発収録なのでしょう。
落ち着いた中にも、緊張感溢れた演奏となってます。
このスリリングさは、最近のレコーディング技術に頼り複雑感を演出した
グルーヴでは決して味わえないもの。
ちなみに、アルバムタイトルの『Zenyatta Mondatta』は
日本語の「ゼニヤッタモンダッタ(銭やったもんだった)」をもじったもの
ザ・ポリスは、このアルバムの発表とともに、初来日を果たしますが、
アルバムアートの中に、相撲部屋での写真があたりして、
(確か、アンディ・サマーズが相撲をとってた様な。。。)
ザ・ポリスならではの日本観が垣間見れます。
動画でも取り扱っている、ヒット曲『De Do Do Do, De Da Da Da』は
日本語版も存在し、スティングが、「ドゥ・ドゥ・ドゥ・で、ダー・ダー・ダーは
オレノ、コトバサッ!!」と歌っているのは、なんともオチャメです。
この日本語版『De Do Do Do, De Da Da Da』は当時に、日本版のアルバムに
シングル版が同封されていたらしく、当時、兄がもっていたアナログレコードにも
同封されていたような気がします。
今となっては非常にレアなシングル。
持っている人がいたら、教えてください。
この名曲『De Do Do Do, De Da Da Da』は、日本CMソングとしても
使われ、(なんのCMかは忘れましたが。。。)
当時日本でちょっとしたザ・ポリスブームとなりました。
さて、こうして見ると『Zenyatta Mondatta』はプリズムの如き
多面的要素をもってアルバムとも言えます。
それは、ファーストアルバム『Outlandos d'Amour』。そして、
恐ろしいまでの完成度のセカンドアルバム『Reggatta de Blanc』(邦題:白いレガッタ)で
探究し続けてきたトリオ・スタイルの一つの到達点と言えます。
この後、『Ghost in the Machine』で大きく路線変更し、『Synchronicity』と
至るわけですが、そちらについては、『Ghost in the Machine』のレビューを
参照していただければ幸いです。
とにかく、難解であったり、複雑なわりには飽きるのが早い最近の音楽では味わえない、
シンプルで「イイ曲」が満載の『Zenyatta Mondatta』。
24時間、365日聴いても飽きが来ない、「ロックの完成形」です。
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ドゥ・ドゥ・ドゥ・で、ダー・ダー・ダーはオレノ、コトバサッ!!
