私の遺言状です。
死んだ時は、David Bowie(デヴィッド・ボウイ)の『The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars』(邦題:ジギー・スターダスト)を墓場に埋めてください。
| ジギー・スターダスト | |
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デヴィッド・ボウイ
EMIミュージック・ジャパン 2008-06-11 おすすめ平均 |
恐らく20世紀の、ロックの最高傑作。
寸分の隙のない完成度。こんな音楽を知っているだけで幸福というものです。
1972年発表。間違いなく、デヴィッド・ボウイの代表作。多くの人最高傑作にあげるでしょう。
内容もスゴイ。
ボウイが「ジギー」という架空のロック・スターとなり、その栄光の没落を描く。
しかも「ジギー」は地球人ではありません。
"スパイダー・フロム・マーズ"を率いる宇宙人なのです。
地球に落ちてきた男…
やがて彼は、ロック・スターとして自らの使命を悟り、愛を、救世主の意思を、美しき命の哀れみを歌い上げ一躍スター・ダムにのし上がります。
やがて彼はカリスマとして自己を肥大化させ、ロックンロールの絶対者としてエゴをむき出しにし、自らを「神」と呼びます。
ファンはジギーを憎悪し、ジギーはファンを憎悪します。
両者の溝が深まる中、スパイダー・フロム・マーズは解散し、彼は自らを抹殺するしか道がなります。
あらゆる絶望の中、 「両手を差し出してくれ」という悲痛な叫びと共に、アルバムは終わります。
自らのロック・スターとしてのあり方を、アルバムコンセプトにしたのもスゴイけど、これだけの傑作を残しながら、以降もボウが数々の名作・傑作を世に送り出し、今だ第一線であり続けています。
しかし、当時にボウイは「ジギー」を演じる事に何を思っていたのでしょうか?
やがて本当にボウイは「ジギー」を抹殺し、イギリスを去っていきます。
自分にとっては、ジギーのような生き方はとてもではないができないし、興味もありません。しかし、このアルバムのあり方そのものが、曲のすべてが愛しく思えてなりません。
生きる歓喜・絶望・悲哀すべてが濃密なテンションと密度で詰まっています。
10代の時に当時はレコードで購入し、CD、AACデータとメディアを変えながら、私の生涯の友として、そして最後には墓場に持っていきたいアルバムです。
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- 『ジギー・スターダスト』David Bowie(デヴィッド・ボウイ):遺言状 - *Marquee Moon より


こりゃあいいアルバムだ。